GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動は、PS Vitaで発売され、後にPS4にリマスターされたアクションアドベンチャーです。
記憶喪失の少女キトゥンが、重力猫ダスティと共に「重力を操る」力を使い、嵐に脅かされる空中都市を守るために戦います。
バンド・デシネ(フランスの漫画)のようなタッチで描かれるトゥーンシェーディングのグラフィックと、田中公平氏によるノスタルジックかつ壮大な音楽が、唯一無二の世界観を作り出しています。

舞台は巨大な円柱の周囲に築かれた空中都市「ヘキサヴィル」。
街は「重力嵐」の脅威に晒されており、キトゥンは嵐に奪われた街の区画を取り戻すために奔走します。
キトゥンはこれらの街を自由に飛び回りながら、謎の怪物「ネヴィ」や、街を支配しようとする軍部、そしてもう一人の重力使い「クロウ」との戦いに身を投じます。
記憶を失った少女。
黒猫ダスティと出会い、重力を操る「重力姫」となります。
困っている人を見ると放っておけないお人好しで、少しおっちょこちょい。
下水道の土管を家にしたり、マンホールをベッドにしたりと、逞しくも愛らしい生活を送っています。
キトゥンのライバルとなる、もう一人の重力使い。
重力鳥「クスィ」を従え、強力な重力攻撃を繰り出します。
最初は敵対しますが、共通の敵に対して共闘する展開は非常に熱いです。
ヘキサヴィル警務隊の警官。
飄々とした性格で、仕事よりもナンパを優先するような軽い男ですが、キトゥンの良き理解者(?)として物語に関わります。
彼の正体については、続編で重要な意味を持つことになります。
キトゥンに重力を操る力を与える、星空のような体をした黒猫。
その正体は謎に包まれており、キトゥンとは不思議な絆で結ばれています。
Rボタンで重力を解除し、好きな方向を指定して「落ちる」。
この唯一無二の操作感が本作の全てです。
壁を地面にして走ったり、空中の敵に重力キックを叩き込んだり。
さらに「重力スライド」で地上を高速移動したり、「重力グラブ」で周囲の物を持ち上げて敵に投げつけたりと、応用技も多彩です。
慣れるまでは目が回るかもしれませんが、自在に飛べるようになった時の自由度は他のゲームでは味わえません。
PlayStation Vita版は国内で10万本以上を販売し、Vita初期のキラータイトルとなりました。
後にPS4版も発売され、多くのファンに愛されています。
Vitaの機能をフル活用した意欲作でしたが、PS4版でさらに美しく遊びやすくなりました。
キトゥンちゃんの性格がとにかく良く、彼女を操作して街を散歩するだけで幸せになれるゲームです。
ストーリーの謎は残りますが、それを補って余りある魅力的な世界体験がここにあります。