レイトン教授VS逆転裁判は、レベルファイブの「レイトン教授」シリーズと、カプコンの「逆転裁判」シリーズが奇跡のコラボレーションを果たしたクロスオーバー作品です。
ロンドンから異世界「ラビリンスシティ」へ迷い込んだレイトン教授と成歩堂龍一。
「ナゾ」と「魔法」が支配するこの街で、魔女として裁かれる少女を救うため、二人の天才が手を取り合い、時には対立しながら真実を追い求めます。
アニメーション制作はボンズが担当し、ボイスキャストも大泉洋、堀北真希、成宮寛貴、桐谷美玲といった豪華俳優陣が続投しています。
物語は全9章(+序章・終章)構成。ナゾトキパートと法廷パートが交互に展開されます。
雨のロンドン。レイトンのもとに現れた少女マホーネと、成歩堂のもとに舞い込んだ裁判の依頼。
それぞれの場所でマホーネを助けた二組は、謎の本「ラビリンシア」に吸い込まれ、中世のような街「ラビリンスシティ」へ飛ばされます。
そこは、創造主「ストーリーテラー」が書いた物語が現実になる世界でした。
ラビリンスシティで再会した成歩堂と真宵は、魔女の疑いをかけられたマホーネの弁護を引き受けます。
しかし、この世界の法廷は「魔女裁判」。
指紋も科学捜査も通用せず、魔法大全(ルールブック)だけが頼りです。
さらに、証人が一度に複数人現れる「群衆裁判」に翻弄されますが、レイトン教授の助言もあり、なんとか最初の裁判を切り抜けます。
街の謎を解き明かすため、レイトンとルークは調査へ。
一方、成歩堂たちは再びマホーネの弁護に立ちます。今度の容疑は、錬金術師を殺害し、部屋全体を黄金に変えたというもの。
魔法のルールを逆手に取ったトリックは見事ですが、裁判の結末はあまりにも悲劇的で、成歩堂とレイトンたちに大きな絶望を与えます。
「魔法とは何か」「魔女とは何か」「ラビリンスシティとは何か」。
全ての謎が解き明かされるクライマックス。
ストーリーテラーの正体と、彼がこの街を作った真意が語られます。
現実的なトリックですべてを説明するレイトンシリーズらしいオチと、感情を揺さぶる逆転裁判らしいドラマが見事に融合した、感動のフィナーレです。
英国紳士の考古学者。
異世界でも冷静沈着で、成歩堂がピンチの時には颯爽と現れて助言をくれます。
法廷では成歩堂と対立する場面もありますが、それも真実を導き出すための「ナゾトキ」の一環。
剣術の心得もあり、鉄パイプで戦うアクションシーンも必見です。
正義感あふれる弁護士。
魔法という未知のルールに戸惑いながらも、「ハッタリ」と「発想の逆転」でムジュンを暴いていきます。
レイトン教授の完璧超人ぶりに対して、人間臭いリアクションで物語を盛り上げる役割も担っています。
本作のヒロイン。魔女として追われる少女。
可憐で守ってあげたくなる存在ですが、物語が進むにつれて彼女が抱える「大魔女」としての秘密と、悲しい過去が明らかになります。
魔女を裁く検察士(検事)であり、騎士団長。
魔法を憎み、被告人を容赦なく断罪しますが、騎士としての誇りは高く、卑怯な振る舞いはしません。
成歩堂との熱い舌戦は見ものです。
レイトンシリーズおなじみのシステム。
街の人から出題されるナゾ(パズル)を解いて進みます。
ヒントメダルを探す要素もあり、逆転裁判ファンもパズルの楽しさに触れることができます。
「魔法大全」の記述と証言のムジュンを突くシステム。
最大の特徴は「群衆裁判」。
複数の証人が同時に証言台に立ち、誰かの証言に対して別の証人が反応(動揺)することがあります。
その隙を見逃さず「といつめる」ことで、新たな証言を引き出すことができます。
国内累計販売本数は約33万本。
両シリーズのファン層がクロスオーバーし、安定したヒットとなりました。
単なるお祭りゲーではなく、一本のアドベンチャーゲームとして非常に完成度が高いです。
BGMも両シリーズのアレンジが素晴らしく、オーケストラサウンドが物語を盛り上げます。
3DSを持っているなら遊ばないと損な隠れた名作。