**Tales of Arise (テイルズ オブ アライズ)**は、バンダイナムコエンターテインメントが誇る人気RPG「テイルズ オブ」シリーズの25周年記念タイトルとして発売されたマザーシップタイトル(本編作品)です。
「継承と進化」を開発テーマに掲げ、シリーズの伝統であるアニメ調のキャラクター表現と、アクション性の高いバトルシステムを維持しつつ、最新のグラフィック技術と重厚なシナリオで全てを一新。
全世界累計出荷本数がシリーズ最速で100万本(その後300万本以上)を突破するなど、名実ともにシリーズの新たなスタンダードとなった傑作です。
物語の舞台は、自然あふれる惑星「ダナ」と、科学と魔法が発達した惑星「レナ」。
300年前、レナによるダナへの侵攻があり、以来ダナの人々はレナの奴隷として支配されてきました。
主人公は、痛みを感じず記憶も失っている鉄仮面の青年・アルフェン。
彼は、レナ人でありながら同胞に追われ、「触れた者に激痛を与える」呪いを持つ少女・シオンと出会います。
「痛みを感じない男」と「痛みを与える女」。
互いに利害の一致から手を組んだ二人は、ダナの大地を支配する5人の領将(スルド)を倒し、炎の剣を掲げて圧政からの解放を目指す旅に出ます。
人種間の差別、支配と被支配、そして共存という普遍的かつ重いテーマを真正面から描きつつ、仲間たちとの絆を深めていく過程は、まさに王道ファンタジーの風格があります。
本作のグラフィック表現における最大の特徴が、独自開発された「アトモスシェーダー」です。
これは、写実的なフォトリアル表現と、水彩画のような柔らかいタッチのイラスト表現を融合させたもの。
遠景の山々や空は絵画のように美しく霞み、近景のキャラクターやオブジェクトは繊細な質感を持って描かれます。
これにより、プレイヤーは常に「美しいファンタジーアートの中を冒険している」ような没入感を得ることができます。
キャラクターの表情モーションも格段に進化しており、シリアスなシーンでの微妙な感情の揺らぎなどがリアルに伝わってきます。
シリーズ伝統のリニアモーションバトルシステムは、より直感的でスピーディなアクションへと進化しました。
テイルズシリーズの醍醐味である、キャラクター同士の雑談「スキット」も健在です。
本作では漫画のコマ割りのような演出が取り入れられ、シリアスな本編の合間に見せるコミカルな一面や、キャラクターの意外な趣味などが掘り下げられます。
特に、無愛想だったシオンが徐々にデレていく様子や、フルル(フクロウのマスコット)との癒やされる絡みは必見です。
『Tales of Arise』は、シリーズのファンが長年待ち望んでいた「次世代のテイルズ」を見事に具現化した作品です。
グラフィック、バトル、ストーリー、全てが高水準でまとまっており、RPGとして非常に完成度が高いです。
「テイルズは昔やってたけど最近離れていた」という人にこそ、ぜひ遊んでほしい。
ここには、進化した懐かしさと、新しい感動が待っています。