ゼルダの伝説 神々のトライフォース2 プレイレビュー

ゼルダの伝説ゲームレビューアクションアドベンチャー任天堂
最終更新日 2024-09-01

概要

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2は、ニンテンドー3DSで発売されたアクションアドベンチャーです。
スーパーファミコンの名作「神々のトライフォース」の遥か未来の世界を舞台にしており、見下ろし型の画面構成やマップなど、随所に懐かしさを感じさせる作りになっています。
しかし、単なる懐古趣味ではなく、高低差を活かした立体的な謎解きや、アイテムレンタルの導入による攻略順の自由化など、シリーズの当たり前を見直した意欲作です。

ストーリー

ハイラル王国に忍び寄る魔の手。
司祭ユガによって、七賢者の末裔たちとゼルダ姫が絵画の中に封印されてしまいます。
リンクも壁画に変えられてしまいますが、謎の腕輪の力で「壁の中を移動する能力」に目覚めます。
ハイラルと、対になる荒廃した世界「ロウラル」。
二つの世界を行き来し、トライフォースを巡る新たな冒険が始まります。

ゲームシステム

壁画化能力

本作最大の特徴。
壁に張り付いて絵になることで、狭い隙間を通ったり、断崖絶壁を渡ったりすることができます。
2Dの見下ろし視点から、壁視点へと切り替わることで見えなかった道が見えてくる、次元を超えた謎解きが非常に楽しいです。

アイテムレンタル

これまでのゼルダは「ダンジョンでアイテムを入手→そのアイテムでボスを倒す」という一本道でしたが、本作ではラヴィオの店で最初からほぼ全てのアイテムをレンタル(後に購入)できます。
これにより、どのダンジョンから攻略しても良いという高い自由度が生まれました。

良かった点

  • 滑らかな60fps描画: 3DSの立体視機能をフル活用した高低差の表現と、ヌルヌル動くアクションが非常に心地よいです。
  • 攻略の自由度: アイテムレンタル制により、好きな順番でダンジョンを攻略できるため、「詰まったら別へ行く」という選択肢が生まれました。
  • 壁画アクション: 2Dと3Dの視点を切り替えるギミックは、ゼルダらしい「閃き」の快感を存分に味わえます。

気になった点

  • 難易度は控えめ: どのダンジョンからでも挑める調整のため、後半のダンジョンでも難易度が上がりきらない印象を受けました。
  • ボリューム: サクサク進める分、ストーリークリアまではあっという間です。

売り上げ

日本国内での初週販売本数は約22.4万本。
全世界累計では400万本以上を記録しており、携帯機ゼルダの名作として不動の地位を築いています。

総評

テンポが非常に良く、謎解きの難易度も絶妙。
「神トラ」世代へのファンサービスもありつつ、新しい遊びもしっかり提供してくれる、携帯機ゼルダの最高傑作の一つです。
ラストの展開と、タイトルの本当の意味が分かった時の感動は必見です。

評価詳細

  • プレイ時間: クリアまで約15時間、コンプリートまで約25時間
  • ストーリー: ★★★★☆
  • システム: ★★★★★
  • ゼルダらしさ: ★★★★★
  • 総合評価: ★★★★★