
「配信で一番大切なことは何だと思いますか?」
画質?トーク力?ゲームの腕前?
もちろんそれらも大切ですが、それ以前に最も重要で、かつ多くの初心者が躓くポイントがあります。
それは**「そこに配信があることを知ってもらうこと」**です。
これは、私がまだ駆け出しの配信者だった頃、ある大会での優勝という「栄光」と引き換えに味わった、強烈な「孤独」の物語です。
私が配信活動を始めた当初は、ニコニコ生放送で細々と雑談やゲームをしていました。
その後、ゲーム配信に特化したプラットフォームであるOPENREC.tvに活動の場を広げ、そこで他の配信者さんとの交流も増えていきました。
当時、自作のコメントビューワーなどのツールを配布していたこともあり、裏方としては少しずつ認知されていましたが、表舞台に立つ「プレイヤー」としての自信はまるでありませんでした。
そんなある日、当時爆発的な人気を誇っていたバトルロイヤルゲーム『PUBG (PlayerUnknown’s Battlegrounds)』の大会、「PUBG Park」の開催告知を目にしました。
PUBG Park アーカイブ
「ちっちゃな大会みたいだし、記念受験くらいの気持ちで出てみるか…」
そんな軽い気持ちでエントリーしましたが、これが地獄の始まりでした。
大会当日。
初めてのFPS(厳密にはTPSモードでしたが、なぜか視点はFPS固定)の大会ということもあり、心臓は早鐘を打っていました。
PUBGというゲームは、敵に見つかった時点で死が確定すると言っても過言ではないシビアなゲームです。
私は「とにかく生き残ること」だけを考え、ひたすら草むらに隠れ、匍匐前進で移動する、いわゆる「芋りプレイ」を徹底しました。
視界は狭く、どこから撃たれるかわからない恐怖。
プレイ中は常に「((((;゚Д゚))))」こんな顔をしていたと思います。
キル数なんて二の次、ただただ円の収縮に合わせて這いずり回るだけの地味な戦い。
しかし、運命とは皮肉なものです。
強豪プレイヤーたちが次々と潰し合う中、誰にも気づかれずに生き残った私が、気づけば最後の数人に。
震える手でマウスを握り、最後の敵を撃ち倒した瞬間、画面には「DON KATSU(ドン勝)」の文字が。
「嘘だろ…優勝しちゃった…?」
あの「けんき」さんをはじめとする有名プレイヤーも参加していた大会で、完全にまぐれとはいえ、優勝してしまったのです。
しかも、この大会は上位入賞者に大規模大会「RAGE」への出場権が与えられる重要な試合でした。
「これはすごいことになるぞ…!」
私は高揚感に包まれました。
大会配信のチャット欄も盛り上がっているはず。
そして何より、私の個人配信にも、優勝を祝うコメントが殺到しているに違いない!
私は期待に胸を膨らませ、自分の配信のダッシュボードを確認しました。
「え?」
思考が停止しました。
いやいや、そんなはずはない。
今、大会で優勝したんだぞ?
何百人、何千人が見ている大会の勝者だぞ?
「バグかな?リロードしてみよう」
F5キーを連打しました。
壊れているのはブラウザではなく、私の淡い期待の方でした。
誰も見ていない。
私が緊張で震えながら戦っていた時も、優勝して歓喜した瞬間も、私の配信枠はずっと無人の荒野だったのです。
(´;ω;`)
優勝の喜びは一瞬で冷め、底知れぬ虚無感が襲ってきました。
「誰にも知られていない勝利は、敗北と同じくらい静かだ」
そんなポエムが頭をよぎるほど、苦い経験でした。
この経験から私が学んだことは一つです。
**「いくら素晴らしいコンテンツを作っても(あるいは大会で優勝しても)、宣伝をしなければ存在しないのと同じ」**ということです。
当時の私は、「面白い配信をしていれば、いつか誰かが見つけてくれる」と思っていました。
しかし、それは幻想です。
星の数ほどある配信の中で、あなたのチャンネルをクリックしてもらうには、まず「知ってもらう」ための能動的なアクションが不可欠なのです。
もしあなたが、「配信を始めたけど誰も来てくれない」と悩んでいるなら、まずは以下のことを試してみてください。
私のPUBG大会優勝は、視聴者0人というオチがつきましたが、今となっては最高の「すべらない話」のネタになりました。
そして、この失敗があったからこそ、マーケティングや自己プロデュースの重要性に気づくことができました。
失敗しても、ネタになれば勝ち。
そう前向きに捉えて、今日も私は配信ボタンを押します。
(もちろん、告知ツイートをしてからね!)
サムネイル作成なら、やはりCanvaが最強です。
テンプレートが豊富で、デザインセンスに自信がなくてもプロっぽい画像が作れます。